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デザインと経営を融合し企業成長を支援するために

近年、デザイン活用によるイノベーションやブランディングを重視する企業が増えています。今後、デザインは企業経営に影響をもたらす存在となり、どの職種の人でもデザインへの理解が求められるようになります。マーケティング活動を通して長期的な企業成長を支援するVENECTでは、生活者にブランド価値を伝えるために社内全体がデザインの考え方を学び、クリエイティブ領域の理解を深める必要があると考えています。
そのため今回、弊社のアートディレクター石川が講師となり、デザインの考え方について講義し、デザインは身近な存在であることを社員に共有する勉強会を開催しました。

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そもそもデザインとは何か

勉強会は「デザインをすることとは何か?」という問い掛けから始まりました。
普段頻繁に使う言葉ですが、いざ定義すると「デザイナーが作品を作ること」と考える人は多いと思います。

講師の石川は、言葉の語源などから以下のように定義しています。
“デザインする” とは
伝えたい人と受け取る人が、共通認識を持つために
元の情報が持つ意味を分解し、新しい情報として再構築すること

デザインは表現することではなく、意思疎通をするものです。そのため目的は伝えることではなく、伝わること。そして視点は伝える人ではなく、受け取る人となります。

02

必要なスキルは国語・算数・理科・社会で学んだこと

この定義を理解すると、デザインをするのに必要なスキルは、アート力ではなく情報の取捨選択や優先順位の決め方であり、私たちは多くの場面でデザインしていることに気づきます。
そして人に伝わるデザインを作るために必要なスキルは、相手の気持ちを理解すること、相手が必要としている情報を収集すること、そして理解できるように論理的に情報を組み立てることです。
「絵を描くのが苦手だから」「美術が苦手だったから」と言ってデザインに対して苦手意識を持っている方も多いと思いますが、よく考えるとこれらは小学生のときに学んだ、国語・算数・理科・社会がベースとなっています。そこに図工を+するとクリエイティブをすること=表現し、人の心を動かすことにつながります。

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実際にデザインに触れるために

勉強会ではデザインに触れるための時間を作るため、事前に以下のような課題を出しました。
◆課題の内容
『なぜ「戦略」で差がつくのか。ー戦略思考でマーケティングは強くなるー 』(音部大輔著)を読み、戦略とは何か説明するため(※1)戦略・目的・資源の関係性を表した上で一枚のパワーポイント資料をデザインすること
◆課題のポイント
①誰に説明するための資料か ②何を目的とした資料か の部分から自分たちで設定すること
※1:戦略と目的、資源の関係性:戦略は目的達成のために資源を有効活用するための指針

↑講義内容からお互いの課題にフィードバックするメンバーの様子
課題は、自分でデザインを作成→レクチャーを踏まえた上での編集→プロ視点からの編集 という流れで相手に情報が伝わるものへ近づけていきました。
例としてメンバーが作成した作品がどう変化したかお見せします。

これを作成したメンバーは、レクチャー聴講後、デザインをするのに重要なことはシンプルであることを学び、自分の作った資料から無駄な部分を削除し以下のように簡潔に仕上げました。

最後にプロの視点から足りない部分を修正し、相手に伝わるものに仕上げました。

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勉強会全体を通して

普段の業務や生活は ”デザインすること” に溢れています。相手に伝わるメールを作ること、議事録を作成すること。またスピーチやプレゼンをすること全てはデザインをすることです。
これまで狭い目線で捉えいたメンバーも、デザインすることの定義が明確となり、クライアント、パートナーそして生活者とコミュニケーションを取る中で、相手に的確な情報伝達をするための情報精査、優先順位の付け方への意識が高まっています。

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資料を作成する上でのTips共有

今後デザインをしていく中での基本的なTipについてです。
1. 時系列を正しく表現するために
横書きの資料の場合、左から右、上から下に流れを作ることで時系列を正しく表現できるようになります。

2. 重要性に応じて色で優先順位を表現するために
周りの色との比較によりコントラストによって、物事の強弱を表現することができます。
一番強調したものを設定し、そこに一番濃い色を置くと読み手の目に留まりやすいです。