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【 勉強会レポート②:企業分析マスター編】
長期的に愛されるブランド創りの考え方を身に着けよう!

この記事でわかること
  • 勉強会内容の概要
  • 両社について
  • ブランドの過去、現在、未来を理解し、 成長する戦略を立てるために分析するポイント
  • IRを見るときのポイントや分析方法

読了目安:6分

4月から月に1度、協業企業のUNITBASEさまと共同勉強会を開催しております!「長期的に成長できるブランド創りの考え方を身に着けよう」というテーマのもと、3日間に分けてしっかりと考え方を身につけることを目的としています。今回の記事では、2日目の勉強会の様子をお伝えします。

目次

【勉強会の内容 】

・1日目:共感からブランドを創る

アート思考でブランドの価値を創るプロセス、またブランドの存在価値についてワークを含め考えていきます。生活者の共感からブランドを創る時代となっていている現代、その共感を生み出すために必要な考え方を紹介していきます。

・2日目:企業、市場分析のポイントを知る

ブランドを創るために必要不可欠な市場、競合分析をしていきます。IRを見るときのポイントや分析方法が理解できる会となります。

・3日目:DtoCブランドを設計してみる

1日目と2日目の内容をもとに、実際に自分たちでDtoCブランドを開発するワークショップを行います。ブランドを創るために必要な考え方やフレームワークなども紹介していきます。

【 両社について 】

・UNITBASEさま( https://unit-base.com/

クリエイティブ領域を専門とし、ロジカルな思考と心を動かす感性を共存させながら、戦略を具現化する強みがある企業です。大手メーカーやカード会社のブランディング等、多数の実績があります。

・VENECT(https://www.venect.jp/

マーケティングエージェンシーとして市場や競合調査から、企業に合った戦略を立案することを得意領域としています。企業が抱えている本質的な課題を導き出し、解決策の提案、実行までの支援をしています。

ブランド戦略を考えるうえで欠かせない企業分析をマスターしよう

1日目の勉強会では、ブランドや商品で溢れている現代において、ブランドは “ 意味がある価値 “ を生み出す必要があり、その価値が確立しているブランドには、必ず ” 個 “ の感性と向き合い、共感できるブランドストーリーや美意識が存在することを理解しました。そして2日目では、” 個 “だけではなく” 競合 “ や “ 市場 “ を俯瞰的に見たときのブランドや市場の状態、将来性を読み解くために必要な「企業分析」に焦点をあてて進めました。

ブランドの過去、現在、未来を理解し、 成長する戦略を立てるために分析するポイントとは?

企業分析を行うとき、大きく以下の3つに分けて分析を進めていくといいでしょう。

各項目で、以下のポイントを重点的に押さえていきましょう。

1. 外部環境

  • ブランドが属する市場の市場規模
  • 市場ニーズからみたトレンド
  • 競合企業( コンセプト、商品特徴、販売方法 等 )
  • 競合と比較した上での、ブランドの特徴

2. 内部環境

  • 売上規模( 業界順位 等 )
  • 利益は出ているのか( 拡大 / 継続投資余地があるか )
  • 直近3年で成長しているか
  • 内部で認識しているリスクと解決策
  • 事業の注力ポイント

    各項目で、以下のポイントを重点的に押さえていきましょう。

3. 顧客理解

  • ターゲットのライフスタイルや抱えている悩み
  • 顧客獲得の方法
  • 顧客がブランドを求めている理由
  • 顧客がブランドに不満をもっている理由

勉強会の中では「内部環境」の分析にフォーカス

今回の勉強会では、3つのカテゴリーのうち「内部環境」について参加メンバー同士でワークショップを行いながら理解を深めました。内部環境を分析する際に、必要不可欠なのが 業績報告活動情報 = IR(Investor Releations)情報に目を通すことです。これらの情報には、有価証券報告書と決算説明資料が必ず含まれています。勉強会内では、化粧品ブランド5企業をピックアップし、有価証券報告書からブランドの内情を分析していきました。

有価証券報告書のなかでもメンバーがよく見ていたポイント

ワークショップの中で、参加メンバーが見ていたポイントは、有価証券報告書の中でも以下のポイントでした。

1. 売上規模( 直近5年でどのくらい推移しているか )

2. 経営方針、経営環境及び対処すべき課題

3. ブランドが注力しているポイント

実際にワークショップ内で活用したフォーマットを掲載しますので、是非、お好きなブランドの分析をしてみてください! ブランドの見方がこれまでとは変わってくると思います。

最後に、各チームで分析した内容を共有し合う時間を設けました。自分たちが調べたブランドだけではなく、競合にあたるブランドの内情を理解し、比較するところまで視野を広げることができました。

次回の勉強会では?

1日目は「共感からブランドを創る」をテーマにそもそもブランドとは何か、共感を得るブランドを創るためのポイントを理解しました。そして2日目は、競合や市場の状況を把握した上で、ブランドの将来性を考えていくための企業分析ができるようになりました。そして次回・・。 最後の勉強会では、1日目と2日目で深めた知識、広がった視野を用いて、自分たちでDtoCブランドの開発を行っていきます。

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