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システム思考・デザイン思考とは?

VENECTは、「システム思考・デザイン思考 」を学ぶ社内勉強会を実施しました。当勉強会はエンジニアチームの氏家氏とデザインチームの辻野氏が企画し、その定義や業務への活かし方などについて、ナレッジの共有が行われました。

本記事では「システム思考」「デザイン思考」とは何か、そしてマーケティング業務における取り入れ方など、勉強会の一部をご紹介します。ぜひ日々の業務の一助になれば幸いです。

この記事でわかること
  • システム思考とは
  • デザイン思考とは
  • 業務に活かす方法例
  • 二つの思考の共通点と相違点
  • VENECTのワークショップ支援

読了目安:6分

システム思考とは?

システム思考とは「パターンの全体を明らかにして、それを効果的に変える方法を見つけようとする考え方」です。

目の前の数字やトラブルだけを見るのではなく、その背景にある構造や関係性、時間をかけて繰り返されるパターンにも目を向けます。  

個々の要素をバラバラに見るのではなく、「どんなつながりの中で起きているのか」「全体の流れはどうなっているのか」を意識するイメージです。

参考「学習する組織――システム思考で未来を創造する」 著:ピーター・M・センゲ 出版:英治出版(2011年6月22日)

システム思考の業務への活かし方

1. 物事の全体を捉えようとする
表面的ではなく、本質を捉えて考えるために、目先の数字だけで判断せず、その裏側にある構造や流れも見るようにする、という考え方です。根本的な原因を探り、可能な限り改善することを意識します。案件の目的を理解したうえで、どんなロードマップなら達成できるかをイメージしてみましょう。

2. 最終目的を強く意識する
現在行っていることが目的に向かっているかを強く意識します。タスクをこなしていると、目的・目標を忘れ、ずれた方向性に向かってしまうことも少なくありません。常に頭の片隅に置いておくことが重要です。

3. タスク・物事の意味を考える
与えられたタスクをただ「こなすべき作業」としてみるのではなく、その意味を考えて実行します。「全体の中でどんな役割を持っているのか」を考えることで、目的・目標からずれることを防ぎ、どのようにタスクを行うべきかがクリアになります。

4. すぐに効果が表れない前提で考える
長期的な目線で見て、良い方向に進んでいるかどうかを判断します。すぐに結果が出るものもあれば、時間がかかるものもあるため、物事に「遅れ」があることを認識しておくことが大切です。また、遅れが予想できることに対しては、その後の行動パターンを複数考えておくと良いでしょう。

デザイン思考とは?

デザイン思考とは「ユーザー(人)の視点に立ち、共感や満足を重視しながら、課題を発見し、解決策を生み出す思考法」です。

デザインそのものではなく、デザインを産み出すまでの思考プロセスがデザイン思考です。ユーザー目線で考え、課題を解決するために思考を巡らせます。

参考:「デザイン思考が世界を変える」著:ティム・ブラウン 出版:早川書房(2019年11月20日)

デザイン思考の業務への活かし方

1. モノではなく「コト」で考える
課題解決のためにモノ(アウトプット)ではなく コト(体験)に重点を置いて考えます。モノの正誤や良し悪しの判断をしやすくなったり、モノの精度や具体性が向上したりする効果があります。例えば、提案資料を作成する際は、アウトプット完成を一番の目的にするのではなく、「クライアントが共感・納得して意思決定をするまでのストーリーを作る」と体験から考えていくと良いでしょう。

2. 「何を?」ではなく「なぜ?」を問う
次に、「何をやるか?」だけでなく、「なぜそれをやるのか?」を意識的に問い直してみます。そうすることで本質を見失わずに物事を進めることができます。また、過去を振り返る際も「なぜこのような結果に至ったか」を問うことで根本的な原因を発見する足がかりになります。

3. 機能だけでなく、感情的な価値も考える
マーケティング業務に落とし込んで考えると、プロジェクトを進めるにあたり、関わるのは「人」であるため、どう思うか・どう思われるかも、考慮すべき重要な要素になってきます。

4. 「普通」を観察する
ユーザーにとっての「普通」「当たり前」の中に、インサイトのヒントが隠れていることがよくあります。こうした“何気ない行動”を観察してみると、アンケートでは出てこない、ユーザーが気付けていない潜在的なニーズやストレスが見えてくることもあります。マーケティング業務においても、暗黙のルールについて鋭い洞察を得る機会を意識的に作ることで、課題を解決するための、凝り固まっていないイノベーティブな手法が見つかるかもしれません。

二つの思考の共通点と相違点

システム思考、デザイン思考のどちらも、複雑な問題に対して、単一の正解を求めるのではなく、多角的な視点から本質に迫ろうとする点で共通しています。

一方、相違点としては「主な関心(視点)」と「課題解決のプロセス」の2つが挙げられています。業務に思考法を活かす際は、それぞれの特徴と相違点を踏まえ、課題解決に適切な方を選択する必要があります。

今回の勉強会について

VENECTではメンバー主導の勉強会を定期的に開催しています。今回は、エンジニア・デザイナーが、それぞれの思考の定義について説明するだけではなく、全メンバーが普段の業務に取り入れられるよう内容を翻訳した上で共有が行われました。

勉強会を実施したメンバーからは「業務や問題解決に対する視野が広がった」「実際にフレームワークを使った演習があったため、理解を深めることができた」などの声がありました。

最後に

バックグラウンドが様々なメンバーが集まるVENECTだからこそ、それぞれが持つ知識や気づきを共有し、さらなる価値提供を目指しています。

もし「自社のマーケティングプロジェクトでも、こうした考え方を取り入れてみたい」と感じていただけた場合は、  ワークショップ設計やプロジェクト起案から、お力添えできることもありますのでぜひお気軽にご相談ください。

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