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SWOT分析を正しく理解!
戦略立案に役立つSWOT分析のやり方

この記事でわかること
  • SWOT分析の概要
  • SWOT分析の4つの要素
  • SWOT分析が重要な理由
  • SWOT分析の進め方
  • SWOT分析を行う際の注意点

読了目安:7分

経営やマーケティングの戦略立案に活用される「SWOT分析」ですが、具体的な実施方法を理解できていないと、効果的に活用できません。
この記事では、SWOT分析とは何なのか、ビジネスで重要視される理由や具体的な実施方法、注意点などについて解説します。

目次

SWOT分析とは?

SWOT(スウォット)分析とは、自社における内部環境や外部環境を分析し、経営やマーケティング戦略に活用することを目的としたビジネスフレームワークのひとつです。

SWOTとは、Strength(強み)・Weakness(弱み)・Opportunity(機会)・Threat(脅威)の頭文字からとられており、上記表のように各項目毎に内部環境と外部環境を分析します。内部環境では、自社の状況や自社サービスの特性を分析し、外部環境は、市場や競合など自社に影響を与える外部の状況を分析することで、それぞれのプラス要因とマイナス要因を明確にします。

SWOT分析の4つの要素

ここではSWOT分析における4要素の意味を解説します。

Strength(強み)では、自社の強みや得意なことなどを分析し、Weakness(弱み)では自社の弱みや苦手なことなどを分析します。Opportunity(機会)は、市場やトレンドの状況などから自社にとってプラスの機会になる要素を分析し、Threat(脅威)は市場やトレンドの状況などから自社にとってマイナスになり得る要因を分析します。Strength(強み)とOpportunity(機会)がプラス要因、Weakness(弱み)とThreat(脅威)がマイナス要因の分析だと理解しておくとよいでしょう。

SWOT分析が重要な理由

ビジネスの成功に必要不可欠なマーケティング戦略策定には、自社・競合他社・市場などの状況を正確に把握する必要があります。そこで重要となるのが、SWOT分析などの環境分析フレームワークを活用することです。SWOT分析は新規事業の開始時に活用されることもありますが、既存事業の評価にも活用できます。

内部要因と外部要因におけるプラスとマイナスの要素がそれぞれ明確にできれば、既存事業で課題となっている箇所の改善点を見つける糸口になる場合もあるでしょう。また、外部要因の脅威(Threat)を把握しておくことは、将来的な損失リスクを回避することにもつながります。そのため、SWOT分析は1度実施して終わりではなく、継続的に評価を図る意味でも、活用シーンの多いフレームワークと言えます。

SWOT分析の進め方

マーケティング戦略策定に有効なSWOT分析ですが、正しいやり方で実施することで、はじめて効果が発揮されます。ここではSWOT分析のやり方について、基本的な手順を解説します。

内部環境を分析する

内部環境分析では、自社の状況や自社サービスの特性について、Strength(強み)とWeakness(弱み)の視点から整理します。分析項目対象は、売上状況やサービスの価格、サービスの品質や集客状況など、一般的にKPIとして設定されるような項目です。

Strength(強み)の例

・後発参入の影響で顧客からの期待値が高い
・既存サービスにはない〇〇というサービスを搭載している
・一括製造の仕組みを整えたことで低価格販売が可能

Weakness(弱み)の例

・老舗企業のような信頼感は得られていない
・実店舗は郊外が多く集客力は弱い
・キャッシュが少ないためマスメディアへの広告が打てない

上記のように、内部環境に関する強みや弱みを整理します。内部環境分析には、顧客目線の4C分析や、サービス関連のレビューをする4P分析など、他のフレームワークを組み合わせることも効果的です。

外部環境を分析する

外部環境分析では、市場や競合など自社に影響を与える外部の状況について、Opportunity(機会)とThreat(脅威)の視点から分析します。分析項目対象は、景気や流行、市場の大きさや成長率、競合企業の数や売上規模・シェア率などです。

Opportunity(機会)の例

・市場規模が成長傾向にある
・競合が少なく参入障壁が低い
・海外で流行りはじめている

Threat(脅威)の例

・参入企業が多い
・市場シェアの約半数を占める巨大企業が存在している
・商材の規制に関する新法案が可決している

上記のように、自社に影響を与え得る外部環境を整理します。分析には、「政治・経済・社会・技術」の観点で外部環境を調査するPEST分析や、5つの競争要因をもとに分析する5フォース分析などを活用します。

クロスSWOT分析を行う

内部環境の強み・弱み、外部環境の機会・脅威について整理した状況を掛け合わせ、戦略を立てることを「クロスSWOT分析」といいます。

「強み×機会」では、自社の強みで市場の機会を掴むような戦略を考案します。たとえば、高価格帯の商品が多い市場であれば、価格の安さで勝負するような戦略が考えられますが、価格戦略で勝つためには、その価格で見合う仕入れや製造コストなど内部環境の強みも必要になります。その強みがない中で市場参入をしてしまうと、事業成長はもちろんのこと競合の価格競争との戦いをし続けなければいけません。

「弱み×機会」では、自社の弱みを損失にならないよう改善し、市場の機会を掴むような戦略を考えます。たとえば、知名度が低いという弱みに対しては若年層が多い市場を狙い、SNSマーケティングを活用するような施策を講じるのもひとつです。また、「強み×脅威」では、自社の強みで市場の脅威を回避する施策を考えます。例えば、販売チャネルとして自社グループの店舗及び、ECサイトでの販売チャネルを活用することで販売面を拡大できるなどがあります。

「弱み×脅威」では、自社の弱みが市場の脅威にさらされないような戦略を考える必要があります。たとえば、商品生産力が低い場合、大量生産可能な競合が多い市場からは、早期に撤退の意思決定をすることも視野に入れて参入したほうがよいでしょう。

SWOT分析を行う際の注意点

SWOT分析をおこなう際の注意点として重要なのは、はじめる前に目的や目標を明確にしておくことです。内部環境や外部環境の強みや弱みを整理したとしても、何のために分析しているかが明確でないと、クロスSWOT分析で戦略が立てられません。SWOT分析は、経営やマーケティング戦略に活用するため、「商品のPR」や「自社業務の改善」など、大枠の目的を設定してからはじめるようにしましょう。

最後に

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