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4P分析を徹底解説!
効果的なマーケティング戦略を立てる方法もご紹介

この記事でわかること
  • 4P分析の概要
  • 具体的な4P分析の方法
  • 4P分析でマーケティング戦略を立てるときのポイント

読了目安:6分

4P分析は、自社の製品やサービスについて4つの要素を分析する方法です。既存製品の見直しや新製品の開発を行う際、効果的なマーケティング戦略を検討するために活用されます。
本記事では、4P分析の4つの要素や具体的な分析の進め方などを詳しく解説します。4P分析をマーケティング戦略に役立てるためのポイントも紹介しているので、参考にしてください。

目次

4P分析とは?

4P分析は、マーケティング戦略を検討する際に用いられるフレームワークです。「Product(製品・サービス)」「Price(価格)」「Place(流通)」「Promotion(販促活動)」の4つについて分析し、それぞれの頭文字をとって4P分析といいます。4P分析を用いると、自社の製品やサービスについて客観的に把握できるのがメリットです。製品の強み・弱みを洗い出したり、最適な価格設定や販促活動ができているかを確認したりして、具体的なマーケティング施策の立案に役立てます。4P分析はマーケティング施策を検討するうえで重要となる4つの指標を分析できるため、広く活用されている分析手法です。

4P分析の要素

4P分析は、以下の4つの要素を分析します。

  • Product(製品・サービス)
  • Price(価格)
  • Place(流通)
  • Promotion(販促活動)

製品・サービスについては、その製品やサービスが提供する価値や競合より優れている点・劣っている点などを分析します。価格に関する分析は、製品やサービスが適正な価格となっているかどうかが分析のポイントです。流通とは、商品やサービスを提供する場所や方法のことです。「どこで買えるのか」「どうやったら買えるのか」といった視点で分析します。販促の分析では、広告やSNSなどのプロモーション方法が適切かどうかという視点でチェックを行います。

4P分析のやり方

ここでは、4P分析の4つの要素について、より詳しい分析方法を紹介します。実際に4P分析に取り組む際の参考にしてください。

Product(製品・サービス)の分析方法

製品・サービスの分析は、以下のような視点で行います。

  • 備わっている具体的な機能
  • 製品・サービスが提供できる価値
  • ターゲットとするユーザー層
  • カラーやサイズ展開
  • パッケージや商品のデザイン
  • 競合と比較したときの強み・弱み
  • アフターサービスの内容 など

製品・サービスそのものに関する内容はもちろん、パッケージやアフターサービスについても分析が必要です。「製品・サービスを利用する一連の流れのなかで、ユーザーにどのような価値を提供できるのか」という視点で分析を進めましょう。

Price(価格)の分析方法

価格についての分析では、以下のようなポイントを確認します。

  • ターゲット層に合った価格設定になっているか
  • 提供価値と価格のバランスがとれているか
  • 競合商品との価格比較
  • 適切な利益率が設定されているか など

価格は、製品・サービスが購入されるかどうかを左右する重要な要素です。狙いたいターゲット層や提供する価値に見合った価格設定になっていなければなりません。ターゲット層や機能性が類似している競合製品と比較して、自社製品が高いのか安いのかも確認が必要です。また、会社の利益につなげるためには、利益率を適切に設定しなければなりません。

Place(流通)の分析方法

流通は製品・サービスの販売経路のことで、以下のような視点で分析を行います。

  • 自社で直販するか、代理店や小売店に卸すか
  • どの地域で販売するか
  • オンラインでの販売を行うか など

製品・サービスの種類によって、適した流通手段が異なります。例えば日用品や消耗品なら、スーパーやコンビニなどに卸して広く販売するのが向いているでしょう。一方、特定のターゲット層を狙いたい場合はセレクトショップや直販だけに限定するのも選択肢のひとつです。

限定商品として販売地域を絞るのも、戦略として有効な場合があります。反対に、ECサイトなどオンライン販売に対応して全国に販路を広げるほうが適しているケースもあるでしょう。

Promotion(販促活動)の分析方法

販促活動はターゲットユーザーに製品・サービスを購入してもらうために行う活動で、以下のようなポイントを分析します。

  • 製品・サービスの価値や強みをどのように伝えるか
  • どのようなニーズに対してアプローチするか
  • どのような広告媒体やプロモーション方法を採用するか など

販売につなげるためには、まず製品・サービスについてターゲット層のユーザーに知ってもらわなければなりません。広告出稿やイベント開催など販促活動にはコストがかかるため、内容とコストの両方を考慮して販促方法を検討することが大切です。

4P分析でマーケティング戦略を立てるときのポイント

4P分析をマーケティング戦略の検討に活用する際は、4つの要素のバランスを意識するのがポイントです。例えば、日常使いしやすく小売店などに卸して大規模に流通させたい製品の場合、価格設定が高すぎるとProduct(製品)とPlace(流通)に対してPrice(価格)がアンバランスになり、高い成果は見込めません。

4P分析は自社の製品・サービスに対して行う分析のため、主観が入りすぎないように注意することも大切です。特に強みや価値などは企業側の希望的観測が入りやすいため、顧客からのレビューや競合との比較など、客観的な判断指標を用いて分析しましょう。

最後に

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