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PM(プロジェクトマネジメント)とは?
成功のポイントや有効な手法を解説

プロジェクトを計画通りに完了させるためには、PM(プロジェクトマネジメント)をしっかり行うことが大切です。本記事では、PM(プロジェクトマネジメント)の役割や重要性、プロジェクトを成功に導くためのポイント、役立つ手法を解説します。

この記事でわかること
  • PM(プロジェクトマネジメント)が重要な理由
  • PM(プロジェクトマネジメント)を成功させるポイント
  • PM(プロジェクトマネジメント)で有効な手法

読了目安:7分

プロジェクトを計画通りに完了させるためには、PM(プロジェクトマネジメント)をしっかり行うことが大切です。プロジェクトの規模が大きくなり、複数のチームに分かれて作業を進める場合、PM(プロジェクトマネジメント)を適切に行わなければ進捗に遅れが出る可能性は高くなります。本記事では、PM(プロジェクトマネジメント)の役割や重要性、プロジェクトを成功に導くためのポイント、役立つ手法を解説します。プロジェクトの成功確率を高めたい経営者・企業担当者の方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

PM(プロジェクトマネジメント)とは?

PMとは「Project Management(プロジェクトマネジメント)」の頭文字を取ったもので、プロジェクトを成功に導くために計画を立て、管理することを指します。具体的には、最終的な期限に間に合うよう各プロセスのスケジュール・タスクを定めたうえで、それぞれの期限や成果物の品質条件を満たせるよう進捗を管理します。多くのプロジェクトでは予算や人員に制限があるため、限られたリソースで成果物の品質を落とさず、予定通りにプロジェクトを完了させるのがPM(プロジェクトマネジメント)の重要な役割です。

PM(プロジェクトマネジメント)が重要な理由

プロジェクトの規模が大きくなればなるほど、プロセスごとにチームが細分化されていきます。このような場合、ひとつのチームの作業に遅れや失敗が生じると全体のスケジュールにも影響が出るため、プロジェクト全体を俯瞰して管理する役割が欠かせません。チームの一員として各々が作業をしていると、ほかのチームの進捗状況まで細かく把握はできないでしょう。そのため、プロジェクト全体を把握し、チームをまたいで必要な調整を行える人員が必要になります。それぞれのチームからは独立したPM(プロジェクトマネジメント)に専念する役割を設けることで、チームごとの部分最適ではなく全体最適を目指すことが可能となります。

PM(プロジェクトマネジメント)成功のポイント

PM(プロジェクトマネジメント)を成功させるためには、以下のポイントを意識することが重要です。

  • ブレない目標を作る
  • タスクを明確にする
  • 担当者を明確にする
  • 詳細なスケジュールを立てる
  • 適切なKPIを設定する

5つのポイントについて、それぞれ見ていきましょう。

ブレない目標を作る

はじめに、プロジェクトのブレない目標を立てましょう。プロジェクトの目標があいまいなまま進めると、進行中に目標がブレて全体の方向性が大きく変わってしまうおそれがあります。このような事態に陥るとそれまでの作業が無駄になり、時間的にも金銭的にも大きなロスが生じることになるでしょう。プロジェクトをスムーズに進行するためには、入念な調査をもとに明確な目標を立てておく必要があります。明確な目標があることで、軌道修正によるロスを防ぐだけでなく、プロジェクトに参加するメンバーの意識を統一し、モチベーションを高める効果もあります。ブレない目標を作るためには、前提となるマーケットの情報などを正確に取得することが大切です。インターネット上の情報だけでなく、ブランド認知度調査によって競合他社を含めた実態を把握するなど、客観的かつ正確なデータを収集しましょう。

タスクを明確にする

目標が定まったら、それを達成するために必要なタスクを洗い出し、整理します。プロジェクトの各工程でやるべきタスクが明確になっていなければ、作業漏れなどが発生し、進行に遅れが生じる可能性があります。タスクの量・内容は人員の割り当てやスケジュールの設定においても重要な情報となるため、関係者の協力を得て正確に見積もることが大切です。

担当者を明確にする

タスクを明確にしたら、タスクごとに担当者を割り当てます。担当者が明確になっていなければ、ひとつの作業を複数人がバラバラに進めてしまったり、誰も着手していない宙に浮いたタスクが生まれてしまったりするおそれがあります。それぞれのタスクに担当者が割り当てられていれば、遅れが生じた際などの原因の特定も容易になります。また、事前にタスクを割り当てておくことで「特定のメンバーにだけ作業が集中する」といった事態も防げます。

詳細なスケジュールを立てる

タスクと担当者が決まったら、各タスクの期限をスケジュールに落とし込んでいきます。プロジェクト自体の最終的な期限をもとに、タスクごとの細かいスケジュールを立てていきましょう。ただし、最終的な期限に縛られるあまり、それぞれのタスクに対して無茶なスケジュールを設定しないよう注意が必要です。作業が間に合わない部分が出てくると、全体のスケジュールに支障が生じ、チームのメンバーにも過度な負担がかかるでしょう。各タスクにおいて現実的なスケジュールになっているか、精査が必要です。

適切なKPIを設定する

KPIは「Key Performance Indicator(重要業績評価指標)」の略で、最終的な目標の達成を目的として、各プロセスごとの達成度合いを測るために設定する指標です。例えば、売上を拡大させるために顧客の開拓が必要な場合、最終目標の売上を達成するために何件の新規顧客にコンタクトすべきかといった指標を設定します。成果の出るプロジェクトにするためには、適切なKPIを設定し、進捗を管理していくことが求められます。

PM(プロジェクトマネジメント)で有効な手法

プロジェクトの進捗管理に役立つ手法としては、以下のようなものが挙げられます。

  • ガントチャート
  • PERT
  • CCMP
  • WBS

ガントチャートは各タスクを一連の流れとして配置し、それぞれを期日までに完了するよう管理していく手法です。工程全体が可視化されているため、「今どの段階なのか」や「今やるべきこと」が把握しやすいといったメリットがあります。

PERT(Program Evaluation and Review Technique)は、「前の工程が終わらなければ次の工程に進めない」といったタスク同士の依存関係を整理するフローチャートです。各タスクの関係性が明確になり、重要なタスクを見極めるのに役立ちます。

CCPM(Critical Chain Project Management)は、各タスクの予算やスケジュールをぎりぎりの水準に設定し、別途プロジェクト全体のスケジュールにバッファを持たせるという管理手法です。進捗の遅れや残りのバッファを可視化でき、プロジェクト全体のスケジュールを管理しやすくなります。

WBS(Work Breakdown Structure)は、タスクを細分化して構造化する手法です。ツリー構造になるよう、徐々に工程を細かく分けていくのが特徴です。プロジェクトの全体像や各タスクの関連性が見えやすい点がメリットだといえるでしょう。

最後に

マーケティング活動において戦略から実行までには、プロジェクトが多岐に渡るためプロジェクトマネジメントが求められます。戦略立案〜実行支援まで一気通貫でVENECTでの対応が可能です。 以下のお問い合わせフォームよりご連絡ください。

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