- この記事でわかること
-
- Shopifyの概要
- Shopifyを利用するメリット・デメリット
- Shopifyの利用料金・手数料
- Shopifyの利用がおすすめなケース
- Shopifyでの販売を拡大するために重要なこと
読了目安:7分
オンラインショッピングの普及にともない、EC販売に注力する企業が増えています。そのなかで、手軽にECサイトを立ち上げる手段として注目されているのがECプラットフォームの「Shopify(ショッピファイ)」です。
本記事では、Shopifyの主な機能とメリット・デメリットを紹介します。EC事業の拡大にShopifyの利用を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
Shopifyとは
Shopify(ショッピファイ)とは、専門知識なしで簡単にECサイトの開設・運営ができるECプラットフォームです。2004年にカナダで誕生し、現在では175ヶ国に展開、170万以上のショップが運営されています。2017年に日本市場に参入し、管理画面やサポートの日本語対応がスタートしました。近年では、国内でD2Cビジネスを展開する企業や、海外展開を視野に入れる販売業者が数多く導入しています。
Shopifyを利用するメリット・デメリット
ここでは、ECプラットフォームとしてShopifyを利用するメリット・デメリットについて解説します。
Shopifyのメリット
Shopifyを利用するメリットとしては、以下の3点が挙げられます。
- 低コストで運用できる
- 外部サービスと連携しやすい
- デザイン性の高いサイトを構築できる
まず、コストを抑えて運用できる点は大きなメリットです。Shopifyの利用料は月額4,000円程度~と低価格なだけでなく、クレジットカード決済の「Shopify ペイメント」を利用すれば取引手数料がかかりません(クレジットカード手数料はかかります)。
また、POSやデータベースなどの外部システム、SNSとも連携しやすく、営業やマーケティング活動につなげやすいのが魅力です。さらにデザインテンプレートが豊富なため、専門スキルやノウハウがなくても簡単に好みのECサイトを構築できます。
Shopifyのデメリット
一方、Shopifyを利用するデメリットは以下の通りです。
- Shopify単体では集客が難しい
- 無料で始めることができない
- 一部の機能では英語対応が求められる
ShopifyはECプラットフォームであるため、販売機能には強みがありますが、単体で集客まで成り立つものではありません。自社商品のターゲットとする顧客にどのようにサイトを訪問してもらうか、導線の設計が重要になります。
また、費用が安いとはいえ無料で始められない点もデメリットに挙げられるでしょう。プランごとの機能と費用のバランスを鑑み、利用を検討する必要があります。
さらに、Shopifyはほとんどの機能を日本語で利用できますが、一部のデザインテンプレートやサードパーティーアプリは英語のみで公開されています。応用的な機能を使いこなしたい場合、英語での対応が求められるでしょう。
Shopifyの利用料金・手数料
ここでは、Shopifyの利用料金や手数料について解説します。
Shopifyの利用料金
Shopifyにはベーシック・スタンダード・プレミアムという3つの料金プランがあります。
ベーシックは月額33米ドル(約4,587円(1ドル=139円換算で計算、以下同様)となっており、基本的なレポート機能に加え、2人分のスタッフアカウントが付与されます。
スタンダードは月額92米ドル(約12,788円)で、より精度の高い「プロフェッショナルレポート」が使えるほか、5人分のスタッフアカウントが利用可能です。
プレミアムは月額399米ドル(約55,461円)となっており、自由な設計が可能な「カスタムレポート」を利用でき、スタッフアカウントは15人分に増えます。
いずれのプランも初期費用はかかりません。
Shopifyの手数料
Shopifyでは、月額の利用料金以外に主に以下2つの手数料が発生します。
- 取引手数料
- クレジットカード手数料
取引手数料は外部の決済サービスを利用した際にかかる手数料で、ベーシックが2%、スタンダードが1%、プレミアムが0.5%となっています。ただし、「Shopify ペイメント」を利用すれば取引手数料はかかりません。クレジットカード手数料は、利用するカードと加入プランによって異なります。例えば、日本のクレジットカードであれば、ベーシックが3.4%、スタンダードが3.3%、プレミアムが3.25%です。
Shopifyの利用がおすすめなケース
Shopifyは、コストを抑えてECサイトを出店したい事業者におすすめです。
近年では無料でECサイトを作成可能なサービスも登場していますが、機能面の制限が多く、一定の規模でビジネスを展開したい場合には不向きです。Shopifyは無料ではないものの月額4,000円程度~と低価格であり、ベーシックプランでも商品管理やマーケティング、データ分析に必要な基本的な機能が揃っているため、コストを抑えながら売上を伸ばしたいといったニーズに適しています。
また、サイト構築の知識がなくてもテンプレートを使ってデザイン性の高いECサイトを構築できるのは大きな魅力でしょう。高度なカスタマイズをしたい場合にはHTMLやCSSなどの専門的なスキルが必要になりますが、基本的な機能を備えたECサイトの構築なら、誰でも手軽に制作が可能です。
デザインテンプレートや拡張機能を使いこなせば、より自社のニーズに合ったECサイトを構築できるでしょう。
Shopifyでの販売を拡大するために
Shopifyを利用した販売では、AmazonなどのECショッピングモールとは異なり、ECサイトを立ち上げただけで集客できるわけではありません。販売拡大のためには、Shopifyの販売ページにたどり着いてもらうための導線を整備する必要があります。自社の商品をどのような顧客に売りたいのか改めてターゲットを絞り、その対象に合わせたアプローチ方法の選択が重要になります。
例えば、若年層のユーザーがターゲットならTwitterやInstagramなどのSNSと連携させるのが効果的でしょう。自社商品の特徴やターゲットに合わせ、最適なマーケティング戦略を構築することが大切です。
関連記事:「ECビジネスで成功する方法とは? オムニチャネルが鍵!」
最後に
マーケティングの戦略立案〜実行支援まで一気通貫で行うVENECTでは、変化を続ける生活者の生活様式に合わせたマーケティング支援を行い、顧客体験を設計することが可能です。 以下のお問い合わせフォームよりご連絡ください。
採用情報を
詳しく見る