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ブランド認知度を高める3つのメリットと
具体的な高め方を徹底解説

商品・サービスの売上を持続的に成長させるためには、ブランド認知度を高めるのが効果的です。本記事では、ブランド認知度を高める3つのメリットと具体的な高め方をご紹介します。商品・サービスのブランディングに携わっている方は、ぜひ参考にしてみてください。

この記事でわかること
  • ブランド認知度を高める3つのメリット
  • ブランド認知度を図るための指標
  • ブランド認知度の高め方

読了目安:7分

商品・サービスの売上を持続的に成長させるためには、ブランド認知度を高めるのが効果的です。しかし、具体的にどのようなメリットがあるのか、またどのように高めればよいのかわからない方もいるでしょう。本記事では、ブランド認知度を高める3つのメリットと具体的な高め方をご紹介します。商品・サービスのブランディングに携わっている方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

ブランド認知度を高める3つのメリット

商品・サービスのブランド認知度を高めることには、主に以下3つのメリットがあります。

  • 価格競争を回避できる
  • リピート率が向上する
  • 企業イメージがアップする

それぞれ具体的に見ていきましょう。

価格競争を回避できる

特定の商品カテゴリーにおいて競合商品を上回るブランド認知を獲得できれば、それだけで購入のハードルが下がり、価格競争に巻き込まれにくくなります。例えば、「化粧水を買いたい」と考えた際、無意識に思い浮かぶブランドがいくつかあるでしょう。その選択肢に入るとともに、競合商品よりもよいイメージを持ってもらえている状態であれば、価格などを競合商品と比較されることなく購入されるケースが多くなるはずです。過度な値引きなどを実施する必要がないため、利益が安定しやすくなります。

リピート率が向上する

ブランド認知が高い状態でユーザーが商品・サービスを購入し、その品質に満足すれば、ブランドに対する印象がより強く残るため、結果としてリピートされやすくなります。商品・サービスの販売において、一般的に新規ユーザーの獲得には大きなコストがかかるものです。「〇〇(カテゴリー名)といえば△△(ブランド名)」といったように無意識に想起される状態になれば、その後は営業・広告などの活動に大きなコストをかけることなく安定した売上を維持できるでしょう。

企業イメージがアップする

特定の商品カテゴリーで一定のブランド認知を獲得していることは、企業としてのイメージ向上にもつながります。企業名もブランド名もまったく聞いたことがない場合と、特定カテゴリーの主要ブランドとして認知している場合では、企業に対して抱くイメージが大きく異なるでしょう。企業イメージの向上は、その他の事業展開や採用活動にポジティブな影響をもたらします。

ブランド認知度を測るための指標

ブランド認知度を測るための指標としては、「純粋想起」と「助成想起」の2つがよく使用されます。それぞれの指標の概要と重要性について見ていきましょう。

純粋想起

純粋想起とは、商品・サービスのカテゴリーを指定しただけで思い浮かぶ状態をいいます。ブランド認知度調査では、「〇〇(カテゴリー名)と聞いて思い浮かぶブランドを答えてください」といった質問によって純粋想起を調査します。純粋想起の状態までブランド認知度を高められれば、マーケットのなかで確固たるポジションを築けているといえるでしょう。

助成想起

助成想起とは、選択肢の1つとしてブランド名を挙げた際に認知される状態をいいます。ブランド認知度調査では、「以下の〇〇(カテゴリー名)の商品について、見たこと・聞いたことがあるものを答えてください」といった質問によって助成想起を調査します。助成想起の状態であれば、純粋想起ほど確固たるポジションは築けていないものの、認知拡大の施策が一定の効果を発揮しているといえるでしょう。

ブランド認知度の高め方

ここでは、ブランド認知度の具体的な高め方として、以下4つのポイントをご紹介します。

  • ターゲットのニーズを正確に把握する
  • ブランドコンセプトを確立する
  • 顧客とのタッチポイントを増やす
  • ブランドロイヤルティの高いファンを増やす

ターゲットのニーズを正確に把握する

ブランド認知度を高めるうえでは、まずターゲットとなるユーザー層が持つニーズを正確に把握することがもっとも大切です。企業側で想定するニーズと実態がずれていれば、どれだけブランド認知拡大の施策を実行しても、購入の必要性を感じてもらえないはずです。ターゲットのニーズを正確に把握するためには、インターネット上で入手できる情報だけでなく、想定するユーザー層に絞った独自の調査を実施するのがよいでしょう。競合商品を含むブランド認知度調査を実施すれば、自社商品・競合商品のポジショニングやターゲットのニーズを正確に把握したうえで、ブランド認知向上に向けた効果的な施策を立案できるはずです。VENECTではブランド認知度調査も行っていますので、マーケットの現状を改めて正確に把握したいという方は、ページ下のお問い合わせフォームよりご連絡ください。

関連記事:「ブランド認知度調査の進め方とポイントを徹底解説!

ブランドコンセプトを確立する

ブランド認知度を高めるためには、ブランドコンセプトそのものに独自性があり、生活者にもたらすベネフィットが明確に伝わるものでなければなりません。競合の商品・サービスとの差異がわからないようなブランドであれば、広告宣伝などに注力したとしても大きな効果は期待できないでしょう。ターゲットとなるユーザーのニーズを捉えたうえで、「こんな商品があるんだ」「こんな商品が欲しかった」と思ってもらえるようなブランドコンセプトを確立することが大切です。

関連記事:「ブランディングとは?意味や目的、流れをわかりやすくご紹介

顧客とのタッチポイントを増やす

ブランドコンセプトが定まったら、ターゲットとなる顧客に伝えるための活動が必要になります。どのような場面・方法で生活者にブランドのメッセージを伝えるかといった「タッチポイントの設計」が重要です。特に現代では、オンライン広告やSNSなどWeb上での取り組みが不可欠になっています。商品・サービスの特性や予算金額によって最適な手法を選びましょう。

関連記事:「マーケティング戦略の具体的な立て方を4ステップで解説|有効なフレームワークも紹介

ブランドロイヤルティの高いファンを増やす

ブランドロイヤルティの高いファンは自主的に口コミ・紹介などの発信を行ってくれるため、ブランド認知度の拡大に好影響をもたらします。SNSが広く利用されている現代では、企業自身によるマーケティング活動よりもファンによる客観的な評価のほうが信頼されるケースもあるほどです。ブランドロイヤルティの高いファンが増えれば、そのファンたちが自発的にブランドの宣伝を行なってくれる状態になるでしょう。ブランドロイヤルティを高めるためには、既存ユーザーの満足度を高めることが重要です。新規ユーザーの獲得だけでなく、リピート率の向上につながるような施策を積極的に取り入れましょう。

最後に

マーケティングの戦略立案〜実行支援まで一気通貫で行うVENECTでは、変化を続ける生活者の生活様式に合わせたマーケティング支援を行い、顧客体験を設計することが可能です。 以下のお問い合わせフォームよりご連絡ください。

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