Member’s Interview

制作ディレクターからプロデューサーになった今、挑戦していきたいこと

高 アラ

プロデューサー

新卒でアパレル企業に入社、その後デジタルマーケティング事業を行う企業でWebディレクターとして約3年間勤めた後、VENECTへ入社。制作進行等の経験を生かし、プロデューサーとしてマーケティング支援を行う。

これまでの経歴

ファッションが好きだったことから、服飾系の大学を卒業後、セレクトショップを運営する企業に入社し、接客や在庫・顧客管理などの店舗業務に従事しました。入社から3年目、新型コロナウイルスの影響で来店数が減少する中、ブランドサイトやEC、SNSを通じて集客が生まれる様子を目の当たりにし、デジタルの影響力を実感しました。これをきっかけに、デジタル領域に強く興味を持つようになり、自分でもWebサイトを作ってみるなど、少しずつ勉強を始めました。

その後、ご縁があり、デジタルマーケティング事業を行う企業に転職。約3年間、主に金融系のクライアント先で、Webディレクターをしていました。ランディングページ(以下、LP)の構成や、進行管理などのディレクションを行い、最後の1年ほどは、クライアント先のデジタルマーケティング関連の部門に出向しました。立ち上げフェーズだったこともあり、運用改善や組織の交通整理を担当していました。

VENECTを選んだ理由

VENECTなら、これまでの経験を活かしながら、新たなことにチャレンジできると思ったからです。

前職では、短納期で進める業務が中心で、LPの構成作成から納品までの案件を月に最低4〜5件ほど担当していました。担当したLPが結果どのような効果をもたらしたのか、といった調査や分析は、別のベンダーが担当していたので、物足りなさや課題感を感じていました。そうした中で出会ったのが、調査・分析から戦略立案、施策実行まで一気通貫して行うVENECTでした。

一気通貫したマーケティング支援を行う事業内容に加え、ヒアリングやリサーチ、戦略設計といった業務も職種に関係なくメンバー全員が関われるという話を聞いて、ディレクション経験を活かしつつ、色々なことにチャレンジできる環境だと魅力を感じました。また、採用フローの中に「課題提出」があるのですが、その課題に取り組む中で「マーケティング」への理解が深まり、興味が強まったこともVENECTへ入社を決めた理由の一つです。

現在の仕事内容について

案件によりますが、提案から施策の実行、レポーティングまで一貫して担当しています。具体的には、支援内容の検討、クライアントやパートナーとの折衝、予算やスケジュールの管理などです。プロジェクトによっては、前職での経験を活かして、LPのワイヤーフレームを作成したり、クリエイティブ周りのディレクションを担当したりすることもあります。

直近では、複数のブランドを展開するクライアントの支援を担当しており、ブランド横断の課題を共有・可視化し、運用方針の統一や改善に向けたディスカッションを行うなど、横串での調整役も担いました。

前職の経験が今の仕事につながっている

前職でWebディレクターをしていた時は、納期や品質を守りつつ、デザイナーやコーダー、さまざまな関係者と連携してひとつのものをアウトプットする、という経験をしてきました。誰が・いつまでに・何をするのか、という全体の動きを計画して円滑に進めていく力は、自然と養われたと思っています。

現在のプロデューサー業務においても、様々な人と連携し、進行管理をしながら課題を解決していく場面では、前職の経験が活かせていると思います。一方で、これまで関わりの少なかった領域の方々と協業する場面では、まだまだ学びながら取り組んでいる部分もあります。

仕事をする上で心がけていること

心がけていることは二つあります。

一つ目は、「当初の目的に立ち返ること」です。
目の前の業務に没頭しがちなので、現在行っていることが、本来の目的や目指すゴールにつながっているかを確認するためにも、当初の目的に立ち返ることを心がけています。VENECTのプロデューサー業務は、これまでのWebディレクターと異なり、提供する型が決まっていません。デジタル領域に限らないですし、クライアントの課題が明確ではなかったり、そもそも本当の課題ではない場合もあるので、過去の案件と課題が同じでも、それぞれのクライアントに最適な解決方法を提供するため、考える幅が広いです。そのため、当初の目的に立ち返り、ズレがないかすり合わせをすることを心がけています。

二つ目は、「クライアントや生活者視点で考えること」です。
クリエイティブや施策を検討する際、常に「届けたい相手」の立場で考えることを大切にしています。たとえば、「この表現は本当にターゲットに響くだろうか」「この説明でクライアントに正しく伝わるだろうか」といった点を見直し、主観だけで判断せず、相手の立場や状況に寄り添う姿勢を意識しています。

今後チャレンジしていきたいこと

さまざまな業界の知見を持って、クライアントの課題や置かれている状況に対し、柔軟に解決案を提案できるプロデューサーになりたいと思っています。

これまで私は、アパレル、Webディレクターと、基本的には3年間、同じ分野に向き合ってきました。その領域では一定の知見を持っていますが、業界が変われば直面する課題も多様化し、それに応じた提案が求められます。だからこそ、より多様な業界やクライアントと関わりながら経験を広げ、状況に応じた柔軟な提案ができるプロデューサーを目指したいと考えています。

とはいえ、目指す姿としては抽象的な部分もあるので、まずは目の前のお客様に「この人に頼んでよかった」と思ってもらえるような関係性づくりを大切にしたいと考えています。クライアントの意図を先回りして汲み取るような、コミュニケーションを心がけていきたいです。

最後に

私たちは「データを活用して、どのように人の心を動かすか」を追求しています。クライアントの先にいる生活者の心を動かし成果を生み出すことが、クライアントへの価値提供であると考えています。データに基づいたマーケティング施策は、結果などの数値の検証を繰り返し、再現性を高めることで、より良い成果を導きます。また成功体験だけではない様々なラーニングを共有し、各プロジェクトへ活かすことをVENECT全員が大切にしています。

クライアントと直接コミュニケーションが取れず、課題の具体的な共有や本質的な解決に至っていないとお悩みの方、VENECTで一緒にクライアントの課題解決へつながる仕事をしませんか?

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